依頼者が弁護士を選べる時代

市場からの評価

評価によってエセ弁護士を淘汰するシステム。

今後も法科大学院を卒業した多くの人が弁護士資格を取得するのであれば、 日本は今以上に弁護士で溢れ返ります。 規制緩和といえば聞こえはよいのですが、このままでは弁護士の質の低下を 招くだけで、エセ専門家を増やすだけのことになりそうです。 エセ専門家が増えて誰が困るかと言えば、その看板に騙されて依頼をしてしまい トラブルを解決できない一般消費者でしょう。 そのようなことが繰り返し起こると弁護士の看板自体に対する信頼が損なわれ、 結局は規制緩和を行う意味が失われてしまいます。 もしこのまま過当競争が行われるのであれば、低レベル業者の市場からの撤退と 世間からの評価が必要になるでしょう。 看板だけで信用できないほど質のばらつきがでてくるようになるなら、 看板ではなくその事務所そのものを評価することで依頼者を安心させなければ なりません。 従来であれば看板のレベルを一定に保つシステムとして資格試験の難しさが あったわけですが、規制緩和でこれが崩壊した今、市場での評価で看板の 質を保つしかないのです。 そうしなければ適切な弁護士を選ぶことができなくなりますし、 高い評価が得られた弁護士には依頼者も集まり、評価が低い弁護士は撤退を 余儀なくさせられます。 規制緩和を行うのであれば、市場からの評価と不良有資格者の退場がなければ 混乱を引き起こすだけです。 評価をする場がなく、エセ弁護士がいつまでも居座れるような環境では 弁護士の看板の価値が下がってしまいます。 エセ弁護士と言っても彼らは法律を相当なレベルで知っているだけに、 その知識を悪用されると素人では到底太刀打ちできません。 いくら弁護士としては未熟であったとしても、一般人を騙すことくらい 簡単ですから素人はまんまとやられてしまいます。 こういったエセ弁護士は早々に退場させられるような仕組みが必要でしょう。